施工ブログ 神戸泉台・N様邸 デザイン基調について

2020.6.6

神戸泉台・N様邸

最近よく見られるデザインの傾向として

スクエアデザインがあります。

私もよく多用いたします。

縦・横のラインを基調に

屋根を見せない手法でシンプルモダンな形

「カッコイイ」ですよね。

でも気を付けないといけない事は

屋根を見せにくくするという事は

屋根の勾配(傾き角度)が

緩やかになるという事なので

カラーベストや瓦では規定の勾配以下となり

使えない事が生じます。

その場合は概ね金属製屋根

よく耳にするガルバリウム鋼板となります。

耐久性も良く何よりも軽量なので

構造的には負荷が軽減されるという

利点があります・・・が

問題が無いわけではなく

「雨の音が気になる」

という声が多く聞かれます。

まあよくよく考えれば

薄い板金ですから・・・

逆瀬川はうじんぐの様に

屋根外断熱で二重に屋根の

下地を作っていても

静かな時は雨音は聞こえると

お聞きします。

個人差もありますが・・・

今回のN様邸では

屋根に関しては勾配が取れているので

カラーベストを使用しておりますが

悩んだのが玄関上の庇です。

 

デザイン的に必要な要素が高かったので

敢えてスクエアな箱状で囲まれた

内部にガルバリウム鋼板を

使用いたしました。

片流れの形状で枯葉などが

詰まりにくいように

一面だけ開口を空け

壁の中から屋根が

出てくるような設計です。

このやり方でもう何件も

お創りしていますが

未だ問題は出ておりません。

参考になれば幸いです。

今回はマニアックな内容で

一般のお客様には???

な感じでしたね(笑)

おかげさまで

ありがとうございます。